http://www.asahi.com/articles/ASKD87HJ1KD8UEHF014.html
メルシーのラーメン
※他の画像は掲載元でどうぞ■大学グルメ・早稲田大学
都の西北こと早稲田大学の早稲田キャンパス(東京都新宿区)から徒歩5分。地下鉄早稲田駅までの通学路に、早大生をとりこにするラーメン屋があります。
軒にかかる看板に軽食&ラーメン「メルシー」の文字。店頭のガラスケースには商品サンプルという昭和テイストな見た目。その古くさい感じそのままに煮干しダシのしょうゆラーメンは、素朴な味そのものです。そして、1杯400円という安さ。
卒業後に食べに来るOB・OGも多く、まさに早大生のソウルフードといえます。かくいう記者(37)も学生時代、週2~3回は食べていました。就職して地方転勤する前夜、東京での「最後の晩餐(ばんさん)」としてメルシーのラーメンを選んだほど好きです。先日、久しぶりに再訪しました。■シンプル・イズ・ベスト
店内はテーブルにパイプいす、スポーツ新聞に雑誌、壁に文字だけのメニュー表、高い天井と蛍光灯の明かり。まさに学生街のラーメン屋さんです。
「いらっしゃーい」と、店員のお母さんがお水を出してくれます。ちなみにお水は2杯目からはセルフでくむ決まりです。「ラー大、濃いカタで」
このように「ラーメン大盛り、味濃いめ、麺硬め」を略して頼むのが、メルシー通とされます。他にもネギを多めにしてもらう「ネギ増し」も。
学生時代と違っておなか周りが気になる記者は、味が濃いめだとライスが欲しくなるため「ラー大、麺カタ」で注文しました。待つこと5分。「お待ちー。ラー大、麺カタねー」
来た来たー。焦げ茶色に輝くスープに、中太のストレート麺。湯気に煮干しダシの香ばしさが漂います。具は、チャーシューが一切れと炒めたもやしとたまねぎ、コーン、ネギのラインナップ。昔から変わりません。
ズルズルズルー。「んー、シンプル・イズ・ベスト」。食べた瞬間、思いつくのはこの言葉。
スープをしっかり絡ませた麺を口に入れると、ちょっと濃いめの煮干ししょうゆのしょっぱさの後に、豚骨と鶏ガラの甘いコクがほのかに、うっすらと追いかけてきます。麺をかむと炭水化物の甘さが広がり、スープのしょっぱさといい具合に融合していきます。以上、それだけ。まさに、シンプル・イズ・ベスト。しょっぱさと甘さの連続に、邪魔するものが何もないから、ズルズルズルズル、箸が止まらなくなります。これが中毒性なのかなあ、と感じます。
半分くらい食べたら、こしょうをひと振り、ラー油を大さじ1杯かけて食べます。そうするとしょっぱさのエッジが立って、「焦がししょうゆ味」のような風味に変わります。
ほかにも、酢を2~3周分入れたり、ラー油をドボドボ入れたり。楽しみ方は千差万別。それぞれの好みで楽しむのがメルシー通のスタイルです。>>2以降につづく
メルシーのラーメン、「中毒」になる味 早大生とりこに
朝日新聞:2017年12月25日11時37分
>>1の続き
■OBのあの人も常連客?
メルシーがいまのようなスタイルになったのは1958年。先代の故・小林日出男さんが軽食とラーメンの店として始めました。実は戦前は喫茶店で、そのころ早大生がメルシーと名付けたのが店名の由来だそうです。日出男さんが4年前に94歳で亡くなり、いまは先代と30年来ともに店を切り盛りしてきた次男の一浩さん(56)が味を守ります。
一浩さんは「薄利多売は先代のモットー。学生さん相手だから、値段は出来るだけ安く。2代目として味を変えないことを大切にしている」と話します。その変わらない味を求めて、訪れるOBたちもたくさん。
「橋下徹さんは一家で来てくれたことがあるし、堺雅人さんも奥さんの菅野美穂さんを連れて来てくれるよ。タモリさんも年1、2回は来るね。最近だと、お笑いの『かもめんたる』さんが常連さんだったかな。あとは……」。
有名人の名前が出るわ出るわ。途中から「へぇー」の連発。飲食店で定番の、壁に有名人のサインを飾ったら相当なコレクションになりそうですが? 「いや、そういうのは今さらねえ」と一浩さん。■元ライバル店のお母さんが店員に
ちなみにホールのお母さん、どこかで見たことあるような?「この人、ほづみのお母さんだよ」
「え? まじすか?! 仲良かったんですか? ちょっと信じられないんですけど」
早大関係者以外には事情がわからないと思うので、簡単に解説すると……。
ほづみとは、南門近くにあったタンメンがおいしい小さなラーメン屋で、値段はメルシーと一緒。個人的には「しょうゆのメルシー、塩のほづみ」として、早大生の人気を分けるライバル店だと、勝手に思い込んでいました。そのお母さんが、なぜメルシーに?
「主人が体調がよくなくて、ほづみは10年前にやめちゃって。わたし生まれも育ちも早稲田で、小さいころからメルシーさんと仲がよかったから。いまはこっちを手伝っている」とほづみのお母さんこと鈴木恵美子さん(71)は話します。
さて、長居しましたが、夕方にもかかわらず学生らしきお客さんがひっきりなしにやってきます。その一人、古川智崇さん(25)は早大法科大学院の2年生。
「早稲田で700円以上の食事はありえないです。メルシーは勉強の合間のおやつっていう感じですね。とにかく、いつもお世話になっています」一緒に食べていた末高裕之さん(34)も、法曹を目指し日々勉強中。
「僕の中ではわせ弁(お弁当店。正式名称、わせだの弁当屋)、オトボケ(定食屋。正式名称、キッチンオトボケ)、メルシーが3大早稲田メシですね。これからもお世話になります」と笑顔で店を後にしました。◇
メルシー。新宿区(※以下ソース)。午前11時~午後7時まで営業。日曜・祝日は休み。主なメニューはラーメン400円、もやしそば420円、タンメン480円、麺大盛りプラス90円、チャーハン490円、オムライス590円、ご飯類大盛りプラス100円。終日禁煙。
おしまい
元々高くない記者の質落ちた?
グランマはおまえらにやる
某グルメ評論家の走りが書いた本を見て行って「やる気のない社員食堂のラーメン」以上の感想は無かった。醤油にコーンも辛かった。
しばらくしてラーメンブームになって散々取り上げられてたから「自分の味覚がおかしかったのか?」で行って2度目のがっかり。
早稲田近くで仕事があった時に「3度目の正直」と行ってみたら「2度あることは3度ある」を身に染みて思い知らされた。
あの辺だと西北亭のラーメンがライスにも合う隠れた昭和ラーメンの傑作だと思うんだけどメルシーの方が客は入ってるから、自分の味覚の問題なんだろうな。
お前の味覚は普通だと思うぞ。3度も行くのが奇矯だけどな。
あれはヤミツキになる
適菜さんも言ってたけどこいつら監修に重きを置きすぎてないか?
早稲田というか戸塚のえぞ菊はもうなくなったらしいね
海の家とかフードコートで出てくるラーメンが少しマシになった程度